「そうねぇ。いい若者よ。そうでなかったら、あなたに紹介しようなんて思わないもの。そうそう。それにあなたとも気が合いそう――」
レディ・メアリは考え込む。
「私と気が合いそう?」
その点は割と重要かもしれない。どうせ同じ家で暮らすのだったら、気が合わないよりは合った方がいいに決まっている。
そこに愛情とやらがなくても、友情みたいなものがあればそれでいい。
姪がそんな風に考えているなどとは知る由もないレディ・メアリは、今まで結婚話に興味を示さなかったエリザベスがいつもよりは乗り気な様子を見せているのに機嫌がいいようだった。
「ラティーマ大陸に興味があって、大学で研究しているそうよ」
エリザベスは十八年の人生の大半をラティーマ大陸で過ごしている。彼の方は、そこで生活した経験に興味があって、エリザベスとの見合いを承諾したのかもしれない。
レディ・メアリは考え込む。
「私と気が合いそう?」
その点は割と重要かもしれない。どうせ同じ家で暮らすのだったら、気が合わないよりは合った方がいいに決まっている。
そこに愛情とやらがなくても、友情みたいなものがあればそれでいい。
姪がそんな風に考えているなどとは知る由もないレディ・メアリは、今まで結婚話に興味を示さなかったエリザベスがいつもよりは乗り気な様子を見せているのに機嫌がいいようだった。
「ラティーマ大陸に興味があって、大学で研究しているそうよ」
エリザベスは十八年の人生の大半をラティーマ大陸で過ごしている。彼の方は、そこで生活した経験に興味があって、エリザベスとの見合いを承諾したのかもしれない。



