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「みかこ?本当に大丈夫か?」


うつ向いたあたしに彼が声をかけてきた。
あたしはそのままの体勢で、小さく首を横に振った。


「…みか?」


「…―て」


「へ?」


「どうしてあんなこと言ったの」


あたしは顔を上げて、真っ直ぐに彼を見て尋ねた。
泣きそうになるのを必死で堪えた。





「どうして」と、問いただしたいことがたくさんあって。
たくさんありすぎて、何を優先して聞けばいいかわからなくて。
頭を真っ白にして始めに浮かんだそのセリフ。
さぁ、白黒はっきりつけようよ。


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