領我side

なんか久しぶりに学校来たわ。

ま、授業にでるわけじゃねえけど。

「あ!りょーがおはよー」
こいつは莉沙。俺の仲間であり、龍の女でもある。

「お、りょーがはよー!!」
こいつは龍。俺の仲間であり莉沙の男。
警戒心が強い。

「おはよっ♪」
こいつは虎。俺の仲間。ひとになつきやすい。

「はよ」
無愛想だけど優しいこいつは晃羅。

「おっ!!来たんか!!おはよー」
こいつは女嫌いな徠哉。

「皆はよ。」
んで、俺が領我。

「ねぇねえ、屋上行かない?」

莉沙が言ったことに皆が賛成した。

「屋上は、誰もこないからいーよね♪」

「だな」

「てか、屋上開いてんの?」と龍が俺に聞いてくる。

「知らねーよ。開いてなければ開ければいいだけの話だろ?」

「ふはっ。領我なら言うと思ったわ」

「当たり前の事だろ」

「まぁな」

屋上…。
マジ開いてんのか?
そう思いながらドアを開いた。

ガチャ
開いていた。

「開いてるな」

「だね♪」

「あれ…?誰かいる」

「ちょ、虎ほんとにいるの!?」

「うん。先約だね。てかぐっすり眠ってるよ。ほら。」
するとそこには、一人の女がいた。

「ん、んん…」

「起きるのかな?」

「起きるんじゃね?」

すると女が目を開けた。

「ふわあ~」

「誰だ?こいつ」

「え?」
女と目線が噛み合った。

「こいつ、いろんな男とヤってるって噂の狐崎麗香だよ。こいつにとられたんだよ!!あたしの友達の彼氏!!」
声のトーンを低くした莉沙が言う。

「俺らの嫌いなやつだな」

「だな」
と皆が言う。

「ここ、俺らの溜まり場だから出ていってもらえる?」