呪いのアプリ

「さっきは大丈夫?」



ちえは、席でなにやら書きものをしていた。



見るところ、数学の課題に取り組んでいるようだ。



顔をすっとあげて私に応えてくれた。



「もう、大丈夫だから。私には構わないで」



ピシャリと言われた。



やはり、さっきのことはまだ糸を引いているようだった。



普段とは真逆の自分が出たことが黒歴史と化しているようだ。



私にかまうなという感情が強く出ている。