呪いのアプリ

5限目の体育の授業終了後の女子更衣室。



クラスの女子ほとんどが、ちえを囲んでいた。



「俊一と付き合ってるって早く認めなさいよ」



利亜が毒のある口調でちえを問いつめる。



「別に、付き合ってるわけではないです」



かわいそうに。



ちえは、利亜の威勢に脅えて言葉が丁寧語になってしまっている。



「じゃあ、なんでいつも一緒にいるのよ?」



「それは…」



「どうして答えられないのよ。やっぱり付き合ってるんでしょ?」



「だから、違うくて…」



「嘘つけ!潔く認めろよ。あんたのそういう曖昧な態度、だいっきらいなんだけど。なんで、
あんたみたいな地味子が俊一に可愛がられてるのよ。信じられない」



ちえの目から一筋の涙が流れたの、私は見逃さなかった。