呪いのアプリ

「洋子は、今朝、学校に着いてから生物の宿題を家に忘れたことに気がついたの。

木田先生の罰を嫌がった洋子は、そこで、呪いのアプリで木田先生が生徒に罰を与えないようにって呪いをかけたの」




「そういうことなんだ」



呪いのアプリを悪用したのは、どうやら私だけではなかったらしい。



洋子の場合においては、普段は宿題を忘れないのに、今日はたまたま宿題を忘れてしまったというショックもあるのだろう。