「ありがとう」 爽がちょうどそう言った時、昼休みの終わりを告げるチャイムが鳴った。 「教室戻ろう」 爽の言葉に立ち上がるが、先に戻っておいて、と森野蒼が言った。 「どうしたの?」 「なんだか悪い予感がするから」 そう言って、少し笑った。