「あの!えっと、昨日、森野さんのおかげでやりたいことが出来るようになったんだ」 ソウだ!お礼を言わなくちゃ、と話を切り出す。 森野蒼はなんのことか分からないのか、 もう、少し色づいた肌もいつもの色白肌へ戻り、爽を見ていた。 「母さんに何か言ってくれたんでしょ?」 爽の言葉にバツが悪そうに、視線を外した。