彼女が笑えば、世界は色づく。




その後、おばあちゃんの手料理をお腹いっぱい食べて、明日に備えて早く寝ることになった。



「明日は9時に学校行って来てね。お母さん、鈴の小学校行かなきゃならないから」





また鈴か、と落胆もしなくなった。



歳が離れているんだから、仕方ない。

我慢するのも、兄の役目だ。



昔は拗ねたり、駄々をこねたりしていたが
もうしなくなった。