彼女が笑えば、世界は色づく。





「東京から来よったん?」




「東京弁喋ってぇ」




「うわ、ほんまに東京弁らぁ」





わんさか来る質問に精一杯答えていると、サッカー部だという、爽の後ろの席の子に話しかけられた。





「サッカー部入るんか?」



こんがり焼けた肌が眩しい。



「一応そのつもり」