「東京から来よったん?」 「東京弁喋ってぇ」 「うわ、ほんまに東京弁らぁ」 わんさか来る質問に精一杯答えていると、サッカー部だという、爽の後ろの席の子に話しかけられた。 「サッカー部入るんか?」 こんがり焼けた肌が眩しい。 「一応そのつもり」