彼女が笑えば、世界は色づく。





あぁ、嫌だ。




思わずスピードをあげそうになるが、ふとあの森林を見つめた。




今は何にも光は差していない。


あの少女は誰だったのかも分からない。



セーラー服だったし、同じくらいの歳かもしれない。