岩の方へ向かうと、2つの影が見えた。 吉見先生と森野蒼が岩の上で向かい合って座っていた。 「お前の母ちゃんも不器用やったけん。やっぱり親子じゃのう」 この声は吉見先生だ。 なんとなく、出て行きにくく 岩陰に身を潜めた。 「お母さんはっーーーーーーー」 森野蒼の声が聞こえてきた。