彼女が笑えば、世界は色づく。




そして、爽がサッカー部へ入部するようになってからも、森野蒼は学校へは来ない。





「爽、めっちゃサッカー上手いべ。これで俺らも県大会突破出来るのう」



部活からの帰り道。



篤人がニコニコ笑っていた。


東京のほうでも、一応エースとして引っ張ってきた実力はここでも通用するらしい。



「じゃあ、また明日な」



篤人はそう言って、自転車を飛ばして行った。