彼女が笑えば、世界は色づく。





その日を境に、森野蒼は学校へ来なくなった。






屋上を覗いてみても、やっぱり誰もいない。






「蒼、悪気があるわけじゃないけん。きっと、何か訳があるに決まっちょる」



気にするなよ、と篤人が声をかけてくれた。

爽からしてみれば、皆目見当がつかない。




やっぱりまた、男好きの噂が流れたのが嫌だったのかもしれない。