「えーと…さ、最近、知らない女子が陽ちゃんのとこ行かなかった…?」
<ん゛ー…>
行ってないとしたら…?美架…。
<あ!>
陽ちゃんがいきなり大きな声をだした。
<きたかも>
「え!?」
<ロングの茶髪で脚長くて美人ー!って感じの…>
「それ、本当!?」
<うん>
「…で?今は?その子どこ?」
<え?アイツ、なんかオレに変な事言いだしてさー>
「変な事…?」
<そ。変な事。で、イラついたから色々やっといた!>
ケラケラと笑う声が聞こえた。
「え……?」
色々?
色々って何?
美架…無事なの?
<あ、もしかしてソイツがみかって人?…わりぃわりぃっ。でもオレを怒らせたのが悪いしさぁ?…あ、そろそろ切るわ。じゃーな>
プツ…。
美架…大丈夫なのかな―。
不安で震える指先で、美架に電話をかける。
プルルル…プルルル…プルルル…プルルル…
美架…お願いだから…出て…。
プルルル…

