先生が黙った意味。
きっと、私にはすごく辛いことが待ってるんでしょ…?
だから、言わないんだよね…?
でもね、先生。
――その優しさが、私には辛いよ。
「…今はテーピングでいいんだよね?」
先生はこくりと頷いた。
きっとすぐ痛くなる。
それで…私の車椅子生活が始まるんだ…。
「また来るね」
「足、注意してね」
「分かってるって」
「じゃあまた」
「ありがとうございましたー」
私はバスで学校に行った。
病院にいったら教室についたのは2時になった。
これ、遅刻超えちゃってるよ…。
教室のドアを開けるとクラス全員が私を見た。
うわ…。
思ったより、視線が痛い…―。
「病院行ってて遅れました。すみません」
「分かった。大丈夫だから座りなさい」
まさか…足が動かなくなるなんて思わないじゃん…?
午後の授業もボーッとしてるだけで終わっちゃった。
学校…来てる意味あんのかな…。
「なな子。話があるんだけど…」

