キミが笑えるように













私は鞄からスマホを取り出して、陽ちゃんと撮った写真を見た。












……。













…ほら。










――何も感じない。


















勝吾を思い出した時みたいに、顔は熱くならない。






…ドキドキしない。














なにも…感じない。



―――やっぱ、好きじゃないんだ。










ボーっとしていると、スマホが鳴った。





「…?」





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俺は、着いたぞ。


約束の時間より30分も前だけど。笑


俺のことは、気にしなくていいから

ゆっくり気をつけてこいよ。


あー、でも。


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メールを読見終わったとき、ある事に気付いた。




やばっ!




病院までのバスの時間に遅れちゃう!







バスが来る時間の、5分前だった。





急がなきゃ乗り遅れるよ~…。






…けど走れないから急いで歩くしかないんだよね…。