キミが笑えるように


















「それでね……、僕、彼女ができたよ」





佐井山君は、照れくさそうに笑った。





「本当に?!」




よかったね…。




1番の支えになってくれる人を、見つけたんだね…。




「ほんと!赤ヶ瀬に出会ってからいいことばかりだよ」




「本当にー?」




「うん!全部赤ヶ瀬のおかげ!」





「照れるー。」




私がふざけて言うと、佐井山くんも笑った。





「可愛い」




「うるさいなぁ!」




「ははは」





今では、こうして普通に笑っているけど、前はこんな風に笑うことはなかった。







変われたんだね、あの時から。





本当に――よかった…―――。






15分くらいたつと、私の家が見えてきた。





「赤ヶ瀬、明日は病院?」




「病院じゃないけど…用事があるの」




「もしかして…デート?」






「そ、そんなんじゃないよ!」





「へぇー?なんか顔赤いけど?……じゃあ、また明後日」






「へっ?…う、うん!ばいばーい」







私、そんなに顔に出やすいのかな…?