「美架」
いかにもやる気ありません!って顔してる美架に、私は提案をした。
「ん?」
「もし次の大会優勝したら、合コンに陽ちゃんの友達呼んでもらお?
…だから、それまで部活頑張ってよ?」
前、美架が会った陽ちゃんの友達に一目惚れして、また会えることをすごく楽しみにしてたのを思い出した。
「え!?え!?えぇぇぇ!?いいの?ホントに?陽一の友達呼んでもらえるの!?」
「うん、頼んでみる。でも優勝したら、ね。」
「うんうんっ!頑張る!♪♪」
「…」
美架……単純すぎない…?
スキップしてさきに行ってしまった美架に、大声で叫んだ。
「私…!!今日はバスだから!…またね!!!」
私は筋肉への負担を少しでも減らすために車かバスで通学してる。
「うん!ばいばーいっ!!♪♪♪」
美架は、少し崩れたポニーテールを大きく揺らしながら走って行った。
ちょうど、いつものバスがバス停に止まっていた。
プシューっ……ガチャン…。
ウィーン…
私に気づいて、すぐにドアを開けてくれた。

