キミが笑えるように











「ううぅ…」



「ごめんな…辛いこと聞いて」


「…ううん…勝吾く…んには…聞いてほしかった…」






少しの沈黙。勝吾くんが、ゆっくり口を開いた。



「俺…なな子の傍にいていいか?」


「えっ…?」



「俺がなな子のこと支えっから…前みたいに…俺がお前の一番になりてえ




 …なな子のこと、まだ忘れられねーんだ。」




忘れて…ない…?



まだ、好きでいてくれてるの…―?





「…私…」




私も……前に戻りたいよ…。また勝吾くんの隣で笑いたい…!






「好きな人が…」





”好きな人”そういった自分に、驚いた。


陽ちゃんのこと私…好きなのかな。





「彼氏?」



「…うん」




「…じゃあ友達として支える」




友達…。友達だとしても、隣にいれるのなら、幸せだ。





「彼氏には…まだ言えてないんだろ?病気の事」





勝吾くんには見透かされてる…。





「うん、言えてない」




「じゃあ…いーだろ?俺で」




…ドキッ


「う、うん…」





「それと…呼び捨てでいーから」





「分かった」