「え…?なんで…」
「…なな子!!!」
勝吾くんは、笑顔で私の方へ走ってきた。
久しぶりに見る勝吾くんは、ほんの少し日焼けして肌が黒くなっていた。
「…勝吾くん!!なんで…ここに?!」
海外にいったんじゃ…。
「戻ってきたんだ…俺、怪我しちまって」
怪我…?
「もうバスケできねぇかも」
え?!…
「…」
…なんて声をかければいいか、私にはわからなかった。
――前に、勝吾くんと同じ体験をしているのに。
「んな悲しい顔すんな!ばか」
「でも…」
「大丈夫!バスケできないって言っても、
前と同じようなプレーができねーだけでバスケ自体はできるし」
「そ、そっか…」
なんだ……。
じゃあ、私とは少し違うんだね…。
よかった…―。
「なな子はなんで病院にいんだよ?」
「あ…えーっと…」
「…?」
勝吾くんは私を不思議そうに見てる。
どーしよ…。
勝吾くんには、話しておこうかな…病気のこと。
…どーしようか…。
勝吾くんを…勝吾くんの真っすぐな目をみた。
あの頃と、全然かわってない…―――。

