キミが笑えるように








…結局、点差は開き続けた。





「34対97で、海聖学園の勝ち!




……礼!」




「「「「ありがとうございました!!」」」」



これで海聖は前人未到、全中3連覇。





「…ふぅ…勝ったんだ…」









――ワァァァぁぁ…


凄い歓声……――。




「なーにしけた顔してんだよ、赤っち!


勝ったのは、おまえのおかげでもあるんだぞ?喜べ喜べっ!」





「シゲハル先輩……。はいっ!ありがとうございます!」




”優勝”という嬉しさに、自然と顔がゆるんだ。



でも…


「……赤っちって、やめてください。いつも言ってるじゃないですか!」



「えー…冷たいこと言うなよ~…


おーい勝吾ぉ~赤っちがいじめる~」


「い、いじめてないですよっ!?」


「いじめたじゃーん」



「どこがですかー?被・害・妄・想・ですっ!」

「言ったな~?このこのーっ!」



シゲハル先輩が私のほっぺを上下左右にひっぱった。



「いはいへふよ~(痛いですよ~)」


「ははははっ!なんか可愛い~っ」