主将のおかげだよ、こんなに…楽に試合が進むなんて。
「くっ…はぁ……はぁ…っ」
笠松クンは、つらそうに肩で息をしてる。
深呼吸を何回もして、気持ちを落ち着かせようとしてる。
でも…
笠松クン、フラストレーションがたまってるのが見え見え…。
他の4人も必死に攻めるけど、
笠松クンが思うように動けなくて、点差は開いていく。
たまったフラストレーションは、笠松クン以外の選手の集中力もとぎらせた。
パスが噛み合っていないし、シュートモーションに入るときの体がバラバラ。
笠松クン以外も、精神的にダメージが大きいみたい。
商光がどんなに攻めてもなかなか点が入らない。
笠松クンのフラストレーションもたまる一方。
それでも海聖の攻撃は止まらない―。
…商光にとって、きっと今は最悪の状況。

