キミが笑えるように











―2か月前:桐ヶ条高校第一体育館―




「勝吾っ!」



毎日の練習メニューはかなりきつい。


まあ、全校常連校だし、これくらい当たり前になってるけど。





1軍~3軍のどの選手も残って練習なんてしない。


残って練習するほどの気力も、体力ものこんねぇくらいキツいから。





「ホント毎日よくやるねえ。自主練」



勝吾が毎日残って練習してるって聞いて、俺も勝吾が残ってる日は一緒に残るようにした。




「もっとうまくなりてぇからな。俺は背中に4番をつけたいんだよ」


「4?主将かー。なつかしい」





俺がそう言った後、勝吾は3Pラインの少し後ろからシュートを打った。






ボールは綺麗な放物線を描き、リングに触れずにネットを揺らした。