「まぁ、楽しみにしてろ」
「…う、うん」
「それじゃ、俺は帰るから」
まだここにいて欲しい、
そう思ったけど言いたい気持ちを押さえて、言葉を飲み込んだ。
「明日、また来る。」
そんな私の気持ちを感じ取ったかのように、勝吾は私の頭を撫でながら言った。
「うん!絶対…待ってるから…!」
「ふっ…。待ってなきゃシバく」
勝吾は微笑むと、私の部屋を出て行った。
急に、部屋が広くなったように感じた。
”俺はお前のことずっと好きなんだよ、ばーか”
”俺だけのために…生きろ…!”
その言葉で気づけたよ、勝吾。
…生きよう。
勝吾のために、生きよう――。
私は…いつも誰かに何かを気付かされてばかりだ…―。

