キミが笑えるように










「でもどうして私がここにいるってわかったの?」



ずっと疑問に思っていた事を聞いてみた。



「あぁ。聞いたんだよ、隼人に」



「隼人……」


「元商光バスケ部員だよ」



「荻原隼人…?」



「知ってるのか」



「同じ学校だから」



「それもそうか…。隼人から学校を聞いて、病院のことは峯崎に聞いた」



「しょ、勝吾……。えっと…じゃあ、勝吾には凌雅のこと…」




「話しておいたよ。なな子を傷つけたくせに、何しに来たんだ!って怒ってたから、説明しなきゃと思ってね。


…峯崎も驚いていたよ。だから、てっきり君は知ってると思っていた」



「そっか…」


私はその後、陽一と1時間くらい病院の中で話をした。







陽一は、凌雅の事や自分の事を、沢山話してくれた。



陽一と凌雅は性格も、なにもかもが正反対だったから、仲が悪かったこと。






陽一は勉強もバスケも、良い結果を残していたこと。


逆に凌雅は勉強もまずまずで、部活はやらずに遊び歩いていたこと。




親は、完璧主義者だったらしいから、きっとプレッシャーとか凄かったんだろうなぁ…。






案の定、陽一と凌雅は親に比べられてて、凌雅は親に叱られてばかりだった。



親の前では仲が良い兄弟を演じてたんだって。








「…てかさ」





私が口を開くと、陽一は目線を少しあげて私を見た。





「ん?」


「中2の時と印象が違うんだけど…」