From:不明
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赤ヶ瀬なな子。貴方が消えればみんなが幸せになれる。
貴方のせいでみんなが苦しんでる。もう俺らの前に現われないで。
学校にこないで。貴方を必要としてる人はいない。
貴方には生きる意味なんてない。いい加減、気付きなよ?
これが、最後の忠告。
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…みんなが苦しんでる…?
”俺ら”ってことは…男?
私…迷惑だった…?
私を嫌ってるのは女子だけだと思ってた…。
気付かなかった…みんなごめん…。
「…誰から?」
「迷惑メールだった!…はははっ…最近多くて!こまっちゃうなぁ」
「…嘘っぽい」
やっぱ、見透かされてる…。
「貸せ」
勝吾はさっきのメールを見て、唇を噛み締めた。
「…やっぱ私、学校いかない…っ」
行きたくないよ…苦しいだけの場所なんて…行きたくない…。
「くっそ…。なな子、俺が一緒にいてやる。だから学校に行かないなんて言うな…!」
「嫌だっ!行きたくない…!あんな場所…苦しいだけの場所なんて行きたくない…!!」
私は、声を荒げた。
私の言葉に、勝吾は目を見開いた。
「……ごめん。わかった。
――芽以と仲良くな……?」
そう言って勝吾は微笑んだ。
「…また、来るから」
「う、ん…っ」
「またなんかあったら…すぐ、来るから」
「うん…っ」
「またな…っ」
今日1日、ものすごく長かった。
…でも明日になれば、芽以がくる。
私は、明日に期待しながら眠りについた。

