キミが笑えるように









 From:不明
 ========================
 赤ヶ瀬なな子。貴方が消えればみんなが幸せになれる。
 貴方のせいでみんなが苦しんでる。もう俺らの前に現われないで。
 学校にこないで。貴方を必要としてる人はいない。
 貴方には生きる意味なんてない。いい加減、気付きなよ?
 これが、最後の忠告。
 ========================




…みんなが苦しんでる…?


”俺ら”ってことは…男?



私…迷惑だった…?


私を嫌ってるのは女子だけだと思ってた…。




気付かなかった…みんなごめん…。



「…誰から?」



「迷惑メールだった!…はははっ…最近多くて!こまっちゃうなぁ」




「…嘘っぽい」


やっぱ、見透かされてる…。



「貸せ」



勝吾はさっきのメールを見て、唇を噛み締めた。



「…やっぱ私、学校いかない…っ」



行きたくないよ…苦しいだけの場所なんて…行きたくない…。


「くっそ…。なな子、俺が一緒にいてやる。だから学校に行かないなんて言うな…!」



「嫌だっ!行きたくない…!あんな場所…苦しいだけの場所なんて行きたくない…!!」



私は、声を荒げた。




私の言葉に、勝吾は目を見開いた。


「……ごめん。わかった。



――芽以と仲良くな……?」



そう言って勝吾は微笑んだ。



「…また、来るから」




「う、ん…っ」


「またなんかあったら…すぐ、来るから」


「うん…っ」


「またな…っ」










今日1日、ものすごく長かった。










…でも明日になれば、芽以がくる。









私は、明日に期待しながら眠りについた。