キミが笑えるように











「…峯崎か?あいつうめーよ。」


「あ…知ってます。中学同じなんで」



「…マジか!そりゃうめーはずだよな…海聖なら。


…あいつな、つい最近この部に入ったんだ。」



「そうなんですか?」



「あぁ。なな子がいない間にな。多分…あいつはすぐにユニホームを着る」



「そう…ですか」



大丈夫なの…?勝吾…。怪我は…?




「あいつが試合出るときは、なな子が近くで見てやってくれよ」


「え……?」



「怪我…してるんだろ?だから、有能なマネージャーがみてねーとあぶねーじゃんっ?」




「ふふっ…。わかりました」



「おう!…で、今日は、早めに終わさなきゃいけない。


だから、次パス練したら終了だ。今できる片付けしといてくれ」




「分かりました…!」


私は早速、片付けを始めた。


その後すぐに練習が終わり、解散になった。




シゲハル先輩、征弥先輩、秀一先輩をはじめ、たくさんの先輩が私を心配して声をかけてくれた。




すごく…すごく嬉しかった。








帰りは、勝吾が送ってくれた。



「今日ね……」




私は、今日あったこと全部勝吾に話した。




つらくて、苦しかったの。


勝吾が来てくれたらな…って、ずっと思ってた。



でも、無理ってわかってるから…ひたすら耐えるしかなかった。




本当は…泣きたくて。


何回も涙があふれそうになった。






それでもこらえ続けたのは、自分が強くなりたいからだよ…。



いつまでも、勝吾に頼ってばかりいられないって思ったからだよ…。





頼っていい。




…そういったけどね、勝吾もきっとつらいでしょ…?








怪我だってきっと…――。