久しぶりだ…。
体育館の床とバッシュが擦れて鳴る、キュッという高い音。
ドリブルをつくたびに体育館に響く低い音。
ガシャン…とボールがリングにあたった時に立てる音。
逆にリングに当たらず、ゴールに吸い込まれる時の網の音。
…全てが、私を落ち着かせてくれた。
やっぱ私は…バスケがなきゃダメだ。
部員を1人1人見ていたとき、私は目を疑ってしまった。
「勝吾……!!」
またバスケをする貴方を見れるなんて、思いませんでした。
怪我…本当に大丈夫みたいだね。
相変わらず、うまいなぁ…。
私は…貴方のプレーを見てるだけで、こんなにも幸せな気持ちになれる。
…ありがとう。
「―…な子…なな子!」
「は、はいっ」
勝吾のプレーに見入っちゃってボーっとしてた…。
主将に呼ばれてた事に全く気付かなかった…。

