授業も最悪なものだった。
先生の目を盗んで手紙が何枚も回ってきた。
内容はもちろん、佐井山君や笠松クン、勝吾、まもチャンの事。
"和也君に近づくな。和也君が汚れる"
"勝吾先輩と付き合ってるからって調子のんな、ブス"
"浮気女"
"男に媚び売りすぎ"
"都築くんと話してる時、でれでれしすぎなんだよ。きもい"
"消えろ"
……こんなのが毎時間続いた。
ただ学校にいるだけで…なんで私はこんなに辛い思いをしなくちゃいけないの…?
誰か…助けて…ここから救ってよ…。
―そんな願いが届くはずもなく、授業中はひたすら我慢するしかなかった。
神様。
何度あなたに願っただろう…。
あの時の幸せは…長く続かないんですか…?
もう、終わりなんですか…?
まだ、私は普通に生活していたいです。
普通に学校行って、友達と笑って、部活をやって…。
そんな、ごく普通の生活も、できないんですか…?
それは…
幸せでいられないのは…
――……私が病人だからですか?

