キミが笑えるように










―ガシャンッ!!




大きな音で、 笑い声でうるさかった教室は、一気に静まり返った。





大きな音に驚いて、私は顔を上げた。




「えっ…」





私は目を疑った。



リンリンが花瓶を床に投げていた。



今の音は花瓶の割れる音だったんだ…。






「こんな…こんな酷い事したの誰!!!」




リンリンは、静かな教室には、十分すぎる大きな声で言った。



「…最低!!やったヤツ、出てきなさいよ!!」




リンリン…。



「もう…いいよ」




「なな子?何言ってるの?…こんなこと絶対許さない!」



「そーだよ!こんな―」


「いいからっ!」




「えー?なになに~?ぼっち仲間もついに仲間割れ~?ははははっ…」






リンリンは私の事を不思議そうに見つめた。




「……わかった」



そう呟くと、リンリンは私の机の文字を消しはじめた。



それに続いて、羽菜も手伝ってくれた。



「チッ…」


美架たちは、舌打ちをしながら自分の席に戻って行った。





3人で文字を消しおわった時、ちょうど予鈴がなった。



「リンリン、羽菜、ありがとう」



「どーってことない!」



「そうそう!意外と楽しかったし」






2人は笑顔で言ってくれた。












―――本当に…ありがと。