「あたりめぇだろ」
勝吾はくすりと笑って言った。
そして、私の頭を撫でながら言った。
「そーいや傷……痛むか?」
「っ…」
傷の事まで…。
「俺が気付かないとでも思ったのかよ…。お前の事1番見てきたのは俺だぞ?
…なな子、こっちきてみ…?」
勝吾は両手を広げた。
「…しょ、ご…っ」
優しすぎる勝吾に、自然と涙がでてきて。
私は勝吾に抱きついた。
「辛かったよぉー…っ…」
「アホ。言うのがおせえんだよ」
「…ご、めん…」
ぼろぼろ涙を流す私を、勝吾は優しく、でも強く抱き締めた。
「私…っ…」
「ゆっくりでいー。だから全部話せ」
「…う、ん」
勝吾…。
聞いてくれてありがとう。
ずっとずっと話したかった…。

