「俺が聞けばなな子は全部話してくれた。でもなな子から話してくれた事、なかったと思うんだ」
「……ない、ね」
ごめん勝吾…。
「俺って、なな子が悩みとかを言いだせないくらい、頼りねぇの…?」
違う。違うよ…。私は…っ。
「頼って…ばっかりだから…」
私の声は小さくて。
こんな静かな部屋でも、消えてしまいそうな声で。
聞こえなかったかな、なんて思っていたら
「バァカ。頼ってばっかでいーに決まってんだろ」
「え…?」
聞こえてたことに驚いて、思わず声がでた。
「俺は…もっと頼ってほしーよ。
お前が苦しんだり、辛いなら俺に頼れ。
そんで俺が苦しんだり、辛かったとしても、それは俺の勝手だろ。」
勝吾は笑った。
「つーか、俺はお前の辛さとか、苦しみとか、悲しみとか全部…
背負いてぇって思ってる。
お前を、何があっても守るって佐井山と約束したし」
勝吾…。
「…今まで…こんなに頼ってばっかりだったのに…まだ頼ってもいーの…?」

