「え…?」
あー…でも。
まじ、キスとかしやがって…。
くっそ…。
次なな子の会ったら、佐井山のキスなんて、記憶から消えちまうくらい…!!
「確かに、お前のした事は最低。なな子に触れていいのは俺だけなんだよ」
「ちょっ…峯崎っ――」
五十嵐が焦ったように口を挟んだ。
「――でも」
「…?」
五十嵐と佐井山がきょとんとして俺を見てる。
俺は続けて言った。
「なな子に、同じ想いを寄せた仲間だ。
つーか…アイツの事を好きにならない方がおかしーっつーの」
俺は、吐き捨てるように言った。
「…クスッ」
佐井山は笑って、「それもそーだね。」と嬉しそうに笑った。
てか、謝るためだけにここにきたのか?コイツ…
「勝吾君っていい人だね」
は?いきなり何言いだすかと思えば…。
「いい人?」
「うん、赤ヶ瀬がなんで好きになったか分かるよ」
「そりゃどーも」
「…それとさ…勝吾君って」
佐井山はそこで言葉を切り、そっと俺に近づいて耳元で囁いた。
「赤ヶ瀬の病気の事しってる?」

