キミが笑えるように














頭の上からふってきた、聞き慣れた声。





「あぁ」





―五十嵐愛(いがらし あい)。






どこかなな子に似ている。顔じゃなくて、性格。







だからって訳じゃねえけど、五十嵐は、この学校の中で最初の友達。




それもあって、五十嵐とはよく話す。




…てか、向こうから寄ってくる。








「どーしちゃったんだろー?」






「…あぁ」






「なな子ちゃんがいないとほんっとに元気ないねー、峯崎」







「…あぁ」






できれば、ほっといて欲しい。




でも、心配してくれてんだよな。


コイツも、コイツなりに。