キミが笑えるように







今日も1日を、精一杯生きた。


っていうより、生かしてもらってる。





でも…私って、ホントに病気なのかな。



こんなに元気で皆と変わりないように見えるのに。



だって、あの時だって走れたし。





実は誤診だった…とか?


実は治る病気だった…とかだったりするんじゃ…!




「はぁ…」



また私は自分の事……――。




…私は病人で、皆とは違う。


私が病気なのはまぎれもない事実。



近い将来、私はいなくなる。



これから先、たくさんの人に迷惑をかける。


感謝しなくちゃ。




…今日、佐井山君は最後にこう言った。









――"僕は赤ヶ瀬がいるから、笑ってるから頑張れる。だから…"



幸せになれよって言うのかと思ったんだ。





――"簡単にいなくなるなよ?まぁ、僕が死なせないけどさ!"





佐井山君の言葉で、今までよりも"生きたい"って思う気持ちが強くなった。





治療に専念しようか…。



生きるために、私のために。



そして、勝吾と一緒にいるために…。







また一緒にバスケがしたい…。






治療に専念すれば、少しは長く生きられるようになる。







きっと大丈夫!…











 ピリリリ…ピリリリ…





あれ…?電話だ…―――。