キミが笑えるように











「だからさっきあんなこと…。悪かった。…勝吾君と幸せになれよ?」




佐井山君は優しく微笑んで言った。



優しいね…。



いつも…優しすぎるよ。


きっと、心に傷を負ったからこそ、人の気持ちがよくわかるんだね…。





「でも。幸せじゃない赤ヶ瀬を見つけたら、すぐに奪いにいくからね?」



「…」


佐井山君は、悲しそうな顔をした。



「…最低な僕は…これから友達でいてもいい?」



「も…もちろんだよ!当たり前じゃん!」



「赤ヶ瀬…僕ら…」



佐井山君は手を顎にあてて何か考えるような仕草をしてから言った。



「"親友"?」



そういって優しく私の頭をポンポンと撫でた。



「…うん!!」









"親友"





……今日、佐井山和也君という親友ができました。










今日…じゃなく、今までもそんな関係だったのかもね。








今まで、そしてこれからも…ありがとう、佐井山君。









「…それじゃ…また」








「ばいばい!」