先輩達が片付けを手伝ってくれたおかげで、早くあがることができた。
「本当に、色々ありがとうございました!」
「どーってことねーよ」
「そーだぜ!」
「なな子…気をつけて帰るんだぞ」
そう言って、征弥先輩が私の肩を優しくたたいた。
「…はいっ!」
「…おれが送ってやってもいーけどー」
秀一先輩……。
「…遠慮しときます」
「えー…今普通にOKする流れだと思ったのになぁ~」
「クスッ…」
冗談なのか分かんない。
けど本当に悔しそうに、顔を歪ませた秀一先輩を可愛いって思った。
「…おれさ、赤ヶ瀬よりいいやつ……いねぇかもしんねーけど、絶対見つけて幸せになっからな!」
「…じゃあ私は勝吾と幸せになります!」
「…クス。じゃーな!!」
「失礼します!」
今日は久しぶりにバスで帰る。
佐井山君に会いたいな…昨日までにあったことを全部聞いてもらいたいよ。
…佐井山君…元気かな…。

