「っ…なな子…来てくれてありがとぉ…」
美架が…泣いてる。
親友の私にも決して涙を見せなかったのに。
初めてだ…弱い美架を見たのは…。
「遅くなってごめんね…」
「ううん…」
「とりあえずココ出よう…」
「うんっ…」
ギィーっ…
「うっ…」
美架は日光の眩しさに目を細めた。
「…倉庫の中は暗かったからなー」
「確かにね…」
「もうHR始まちゃったかなぁ~」
美架が明るく言った。
きっと私が心配しないように気を遣ってくれてるんだ。
「…美架」
「ぅん?」
「1個聞いてもいい…?」
「……うん」
「陽ちゃんと…会った?」
「…会ったよ。それでね…」
美架は真っ直ぐ私に視線を向けた。
「アタシ、陽一に会って…―」

