ありがとう。

それが、玲美なりの優しさだってことは分かってるよ.....


「はじめまして~!俺は、北深高校 皆と一緒の一年だよ!

ちなみに、名前は織戸恭哉(おりときょうや)

よろしく~」


なんで、こうなるの~!!

着いた場所は、カラオケ。

そこまでは、いいよ!

そして、何故か知らない男子数名。


玲美いわく、男を忘れるには新しい男らしい。

て言うか、まだ別れてないし魁斗の事忘れようとも思わないし!


楓香ちゃんのことはやだけど.....


「....の....あ....の....澪愛乃!!!!!」


「えっ?!あっ、なに?」

「なに?じゃないわよ。次、あんたでしょ?」

そうなの?!

「えっと、篠宮澪愛乃です。よろしくお願いします」


一応、挨拶。


「もお!元気ないわね!ほら、歌うわよ~!

じゃあ、最初は私と俊哉(としや)君ね~♪

次は、カリンと恭哉君でー、

最後に、澪愛乃と涼馬(りょうま)君でー!」

もう、ノリノリな玲美。

あんた、彼氏いるよね?!


あたしが、そう思っている間にも歌い出す玲美。


その間に、ジュースを飲む私。

やがて、ジュースが無くなってしまい

「あたし、ジュース取ってくる!」

部屋からでて、ドリンクバーの所に行くと


「待って!」

後ろを向くと、確か....涼馬君だっけ?

「俺も行く!」

あたしの横に、走ってきた涼馬君。

「ねえ、澪愛乃ちゃんてなんかあった?」

涼馬君に、聞かれ迷っているときに


「ほ~らぁ、魁斗君早くぅ~♥皆もぉ~♪」

入り口を見るとクラスの半分とそこに魁斗。

なんで?