それから、何となくボーッとしているときずけば放課後。
  

ホームルームも、終わり帰る準備をしていると


「澪愛乃ちゃん!!」

前を向くとそこには....楓香ちゃんがいた。

「......えっと...なーに?」

さっきの事を、思い出して上手くしゃべれない。

「どうしたの?私、なにかしちゃった?」

色素の薄い茶色の目でこっちを見つめる楓香ちゃん。

こんな子が、ホントにあんなことするのかな?

「ううん!なんでも、ないよ!それより、どうしたの?」

「あっ!!そうだった!!!あのね....あたし好きな人ができたの!!!」

顔を少し赤くしてこっちを見る楓香ちゃん。