女怪盗と探偵君




「ウチは国家が極秘に設立した事務所だ。
表向きはふつうの探偵事務所だが、国からの依頼がたまに出る。」



「国からの依頼って?」



「簡単なやつだと殺人事件の調査とか、
某国へのスパイとかな。」



それって、簡単なのか?



「それって、普通にダメじゃん。」



「だから極秘なんだよ。」



そんな物があったなんて…。



驚きのあまり言葉が出て来なかった。



「…あと、ウチに所属している社員にはあらゆる特権が許される。」



「…特権って?」



「銃の使用だったり、車の無免許運転だったり。」



「いいの?それって?。」


「もちろん試験があるけどな。基本的にはOKだな。」


そんなもんですか?