女怪盗と探偵君



「…それで?」




「ここでこいつを働かしてくれませんか?」




「はぁ!?」



私は驚きのあまり声が大きくなった。




「まぁ、私はいいけど。」




ちょ、私、なにも言ってないけど…




「なんだ、文句でもあるのか?」





ありありだよー!




「…あ、あとお前に拒否権はないから。」


はい!?



「…もし、いやだと言ったら?」



「警察につまみ出す。」




…言うと思った。



「ってか、ここ一体どこなの?」



ていうかいい加減自分がどこにいるのかは教えて欲しい。