大和君の後ろにはいくつもの机が並んでいてその隣は何かの部屋があった。
部屋は3つあって外から中が見えないようになっていた。
「なんの仕事してるの?」
その時だった、部屋の隅っこにある部屋のドアが開いた。
「あら、大和、帰ってたの?」
現れたのは美人な女の人だった。
「今、帰りました。」
「…その子は?大和の彼女?」
女の人は私の方を見ながら言った。
か、彼女?いやいや、ありえないから。
「あの…「そんなわけないじゃん」
私が口を開くより早く大和君が言った。
「え、ちがうの?残念。」
…残念ってなんだ?
「こんなやつは俺の好みじゃない。」
……はい!?
いちなりこんなとこ連れてこられてその仕打ちはなんなの。
などと不満を言っても仕方ないので言わなかったけど。

