女怪盗と探偵君





「…そ、それは、…テレビで。」





「残念。」





大和君はにやりと笑った。




「残念だけど、警察に怪盗ルパンが出た事をマスコミに公表しないように言っておいた。」




…そ、そんな…誘導尋問された。




私は自分が重大なミスを犯した事にやっと気づいた。




「…認めるな?」




「・・・」




…やられた。




こんな所に伏兵がいたとは…




「…あなた、一体何者なの?」



私は大和君に聞いた。



「昨日も言ったと思うけど…お前に教える必要はない。」


きっぱりと言いはなった。