女怪盗と探偵君




〈姫華 side〉

屋上に出てみるとそこには誰もいなかった。




「…待ってればくるかな?」




そう思い私はフェンスからグラウンドを見た。





そこには部活を一生懸命やっている人達がいた。




しばらく、見ていると扉が開く音が聞こえた。



…ついに、来た。うわー、心臓バクバクしてる。




私は音のした方を向いた。




「え?」




おもわず、声を出した。




そこには、大和君が立っていた。