女怪盗と探偵君



〈大和 side〉




寝ていた為あっという間に放課後がやって来た。




俺はこれからあの怪盗ルパンと戦いに行く。




怪盗ルパンが教室を出たのを確認してから俺は席を立った。





「あれ~、大和、帰らないの?」





俺の左ななめ前にいる梓が不思議そうに聞いてきた。




まぁ、いつもはすぐに帰るけど…。




「あぁ、ちょっと用事があって…。」



「ふぅ~ん。」




納得はしてないがそれ以上は聞いてこなかった。





「じゃあな。」




「…バイバイ。」




そう言って俺は教室を出た。