女怪盗と探偵君



〈姫華 side〉


次の日、私はいつも通り学校に行った。


「ふぁ~、眠い。」



欠伸をしながら通学路を歩くと




「おはよう、姫華。」




後ろを振り返ると梓が笑いながら走って来た。




「おはよう。ふぁ。」





「眠いの姫華?寝不足?」




「ちょっとね、ふぁ。」



だめだ欠伸が止まらない。




昨日、帰ったのは夜中だったしそれにあの男の事考えると寝れなかった。




私は何回も欠伸を出しながら学校に着いた。