「あぁ~、危なかった~。」 ホッと一息ついて私は言った。 「わたくしも久々にヒヤヒヤしました。」 「けど、佑樹さんが来てくれて助かったよ。」 閃光が飛んだ時、ハットに付いている非常時用の紐を引っ張って良かった。 それのおかげで佑樹さんに場所を知らせる事が出来た。 「…でも、一体何者なのかな?」 「先ほどの男ですか?」