数分するとパトカーの姿は見なくなった。
…ふぅ、まけたか。
しっかし、危なかった。
飛びながらあの時のことを考えた。
まさか、私のしようとしていた事がばれるとは、まだまだ私もだめだなぁ。
そう思っていると下からバイクのエンジン音がした。
なんだろう?
素朴な疑問が頭の中に浮かんだ。
カチャカチャ…
バイクの方から何か鉄の音が聞こえた。
「?」
パンパン
バキバキ
「!?」
突然、パラグライダーの羽と私を支える部分が音をあげて折れた。
「…く、コ、コントロールがきかない。」
私はそのまま近くの河原に落ちた。

